肩こり解消法

姿勢と予防

 

 

肩凝りの原因は、一般的に両肩周囲の筋肉の疲労です。そこで、仕事中や作業中の姿勢に気を配るようにしましょう。肩こりになりにくいのは、やはり背筋を伸ばし、軽くあごを引いて胸を張った姿勢です。

 

 

しかし、同じ姿勢を続けるのも、やはり筋肉の緊張を高めてしまうので、適度に姿勢を変えることが大切です。パソコンを打つ姿勢など、机の上での作業は、手が前方にあるので、腕の重みを支えるため、肩の筋肉が緊張してしまいます。作業する机と、体との距離が遠すぎないようにしたり、肘、手首を台の上に置いて仕事ができるように工夫することも大切です。

 

 

仕事中、肩こりに悩まされたとき、そのまま我慢して仕事を続けても効率が悪く、さらに不快感が強まります。そんなときは、深呼吸をしてみてください。胸を張った状態で空気を最大限に吸い込み、胸郭を限界までに広げます。それから息を吐いて、肋骨を解放するようにします。

 

 

肋骨が動きやすくなると、それにともなって、胸や肩甲骨周囲の筋肉もほぐれてきます。そうすれば、肩の筋肉を揉んだりすることなく、肩こりの症状を軽減できるのです。

 

 

また、肩凝りの予防のためには、肩甲骨の持ち上げ、両腕拳上体操を行うようにします。僧帽筋などの筋力を日ごろから鍛えておくことも有効です。ダンベルを使った体操、温水プールでの水泳などが適しています。