肩こり解消法

肩こりの原因

 

 

肩こりは病名ではなく症状名です。肩が重い、だるい、痛い等の感覚を総称して「肩こり」と呼びます。

 

 

人間の頭の重さは体重の約8分の1で、通常は背骨のS字カーブが頭の重みをうまく分散させています。しかし、悪い姿勢や無理な姿勢が長時間続くと、骨や筋肉に負担がかかって疲労してしまいます。ほとんどは自然に回復しますが、血行が悪いと慢性化する場合もあります。

 

 

しかし、長時間のデスクワークをしていても肩こりにならない人もいれば、デスクワークでなくても肩こりになる人もいます。それは身体が常にバランスを取っているからです。

 

 

例えば、左側の骨盤に歪みがあると身体は左に傾きますので、右側の肩の筋肉が収縮を起こし緊張状態となります。これによって肩こりとなる場合もありますから、やはり症状のある方は、きちんとした診断を受けられるのがよいかと思います。

 

 

肩こりによっては頭痛が生じる場合もあります。これは筋緊張性頭痛と言われるもので、長時間におよぶ筋肉の緊張状態によって、脳周辺の血管が拡張して神経を刺激し痛みが発症することが原因と考えられています。脈に呼応してズキンズキンとした激しい痛みの場合は、肩こりによる偏頭痛と考えられます。

 

 

日本では9割近くの人が肩こりを感じているというデータがあります。他の外国語では「肩こり」という表現がないそうですから、日本人独特と言ってもいいでしょう。ちなみに名づけ親は、夏目漱石だと言われています。